「This is It」を観た。
どうしようか迷ったけど、やっぱり観に行った。
マイケルの死はもう受け入れているつもりだったのに、
映画が始まってマイケルが歌い出したとたん、
「マイケルが死んでしまった、マイケルが死んでしまった…」と
現実にすっぽりと覆われて、涙がボロボロ流れる。
なんという損失…。
でも映画を観すすめるうち、
その圧倒的なパフォーマンスにまたどんどん引き込まれていく。
次の瞬間の、彼のアクション、声、それを待ちこがれて
胸の興奮はまるで駆け抜ける機関車のようだ。
こんなふうに映画を観たことはかつてなかったな、と
心の片隅で思いながら…。
そうだ、マイケルは生きている。
永遠に生き続けるというのは、こういうことなんだ、
という思いが、映画の最後には確実なものになる。
彼の真のパーソナリティを知ってもらうためにも
より多くの人に観てもらいたいと思う。
言葉はここでは陳腐なものになってしまう。