日曜日と月曜日と二日続けて
家に友達のミュージシャンたちが来て
みんなで食事をして、おしゃべりして
とても楽しかった。
小さいころ、父は人嫌いで気難しくて
家に誰かが来て一緒に食事をするなんてことは
ただの一度もなかった。
母は「家は、人が集まるようでなきゃダメなのよ」と
いつもグチっていた。
彼女は明るく社交的な人だったので
友だちも呼べないような家を
寂しく思ってたんだと思う。
みんながご飯をおいしいおいしいって食べてくれて
他愛のないいろんな話をして
くつろいでるような顔を見せてくれると、
心底しあわせな気持ちになる。
こないだ、寝室に飾っていた母の写真を
リビングの壁に、かけかえた。
私が幸せそうに暮らしている風景を
母もいつも一緒にながめてくれてる。
心あったかで楽しかった夜は
不思議と写真のママも、うんと笑ってる。