毎月届けてもらっているサプリメントがあって、
これを飲みはじめてから肌の調子が格段に良くなり、
今や手放せなくなっている。
それはいいのだが、
このサプリは、どういうわけだか
毎月ものすごい過剰包装で送られてくる。
まずA4サイズくらいの段ボールの箱。
これが分厚いテーブでしっかり密封されていて、
この箱を開けるのに10分くらいかかる。
で、中を開けると
毎月ほとんど同じ内容の美容などに関するチラシが
ビニール袋にどっさり、
やっとその下に、うやうやしく小さな箱。
その箱もかなり開けにくくて、
やっと開いたかと思うと
プラスティックに個別に並んだタブレットが
二つに分けてあって、
これまたさらに分厚いビニール袋に入っている。
私はいつもため息をつきながら、
それらの箱を必死につぶし、
大量のチラシをビニールから出し、
ときどき爪が折れたりして、
それらを分別ゴミ「古紙」の袋に、やるせない思いで入れる。
以前、注文センターの女の人に、おそるおそる
「あの過剰包装、どうにかなりませんか?」と言ってみた。
すると彼女は
「ええ… 皆さん、そうおっしゃるんですが、
これが何とも…」と煮え切らない。
宅急便で送るときの最低サイズとかがあって、
かさを増さざるをえないのか、
はたまた商品の高級感を維持したいのか、
それは不明。
今日も、なるべくストレスを感じないよう努力しながら
段ボールをつぶしていて、思った。
もし私が貧しい国の子供だったらどうだろう?
上質な紙でできた色とりどりのチラシを
一枚一枚目を輝かせてながめるだろう。
白くて硬い段ボールの箱を見てワクワク思いを巡らし、
大切にテープをはがして、
何かおもちゃを作るかもしれない。
イライラしながら、はさみや手でひきちぎって
哀しい思いで棄てたりはしないのだ。
あ〜あ、やだな、この国。