昨日より30分早く海に出る。
ボートで10分くらいでポイントに着いた。
船べりからは海の底まではっきり見える。
今日は抜群の透明度だ。
ダイブショップの船長は漁師さんなので、
その日のダイビングで取ったものを
夕方のミーティングのときに食べさせてくれる。
昨日は、まだ吸盤の吸いつくタコのお刺身。
ってなわけで、
ポイントに着いて、船長が
「ここはサザエがいるよ」と言ったときには
「わーい、食べたい!」と叫んでしまった。
潜行してふと周りを見ると、
みんなが魚も見ずに
岩に這いつくばってサザエを探している。
初めて見たな、こういう光景。
私も負けじと小さな岩穴をのぞきこんでサザエを探す。
3個ゲット、うれしい。
これは網焼きにお醤油かな、やっぱり。
ふと水面を見上げると、
太陽というおっきなシャワーヘッドから
光のシャワーがまっすぐに海中へ射し込んでいる。
こんな光の見え方も初めて。
きれいだ、とても。
今日は魚影も濃くて、
赤、青、黄色、色とりどりの魚がたくさんいて、
サザエを探して穴をのぞき込んだら、
ウツボにギョロっとにらまれて
ハッとしたこともあった。
でも海の生物たちは寛大だな。
人間なんていうヨソ者が来ても
ちゃんと受け入れてくれる。
ダイビングのもう一つのいいところは、
絶大なるシェイプアップ効果。
一日潜っただけで、れき然と体が締まる。
二日目ではもうすっきり。
食事も海藻やチャンプルーなどの野菜が多いので
ヘルシーだ。
それに加えて、久米島の物価の安さは驚き。
昨夜も思いきり食べて飲んで
お会計は3人でたったの4千円だった。
今日のお昼は、沖縄そばに野菜いためがのった野菜そば。
二人前のボリュームで600円なり。
欲しければご飯もつけてくれる。
デザートにアイスクリームをひとつだけ
テイクアウトで頼んだら、
かき氷用の大きなカップに山盛り3人分入れてくれた。
「娘に見つかると怒られるから早く持ってって」と、
おばさんが笑って目配せしてる。
太陽の照りつける田舎道を
友だちとアイスをつつきながら歩く。
友だちはまたシュノーケリングに出かけた。
私はこれからお昼寝。
(野菜が崩れおちてきそうな野菜そば。
このほか、ご飯とチャンプルーなどの定食はすべて500円、
天ぷら類は一つ40円。)