今日はフミヤのコンサート。
歌番組に出てたような人のコンサートは
ずっと前にドリカムに行ったきりくらいで
すごい楽しみだった。
歌い出しのきっかけとか、タイミング的なものが
ばっちりリハーサルされてて、
カンペキにショーアップされたものを久々に見たい。
フミヤ初心者は、フミヤのファンクラブの友人に連れられ
東京フォーラム、ホールAへ。
早速友だちが
応援グッズ(?)(蛍光で光る色とりどりの棒みたいなの)を
私に買ってくれる。
わーい、子供になった気分。
会場に入っていく女子たちをざっと眺めると、
年齢層、高っ。
余裕で混じれるぞ、こりゃうれしい。
会場へ入ると、すでに超満員のお客さん。
舞台のスクリーンには
コンサートのタイトルがでっかく映し出されている。
もうすっごいワクワク、こんな興奮久しぶり、
もうこれで帰ってもいいくらい。
地味なんだなー、ふだんの私の精神生活。
会場が暗くなってジャーンと演奏が始まったとたん
いきなりみんなが立ち上がる。
えーっ、もう立つのー?
あたふた私も立ち上がる。
みんなは蛍光の棒を私の10倍ぐらい持ってて
体中にまきつけてキラキラ、
会場中が超きれい、うれしいぞーー。
あっ、フミヤだ、ゲイノウジンだー。
ダンサブルなナンバーが数曲続いて曲が終わる。
さあ、どんな展開? 楽しみー。
すると… 沈黙。
舞台では、楽器をかえたり、場所を移動したりする音が
ゴソゴソと超遠慮ない感じで聞こえる。
えーっと、これは…。
まわりのファンクラブの人たちを見ると
何食わぬ顔でじっと待っている。
「この間って… 何?」と、小声で聞くと
「ああ、いつもこんなゆる〜い感じなの、アハハ」と
寛容なお答え。
軽くコケる。
ステージは、何の段取りもなく(たぶん)
フミヤの思うままに時間が進み、
容赦ない曲間の間は続き、
歌詞もときどき間違え、
踊っててマイクを落としたりもする。
だけど、
なんだかとっても楽しい、
ちょっと変わってはいるけど。
これが彼の世界なんだなぁ。
ファンクラブは偉大だ。
誰もが、まるでスクールメイツ(古っ)になったみたいに
カンペキな振りつけで踊り
彼のステージの一員となって陶酔している。 
「今だけティーンエイジャーでいさせて…」
そんなセリフが脳裏に浮かんで、
それは彼女たちに言ってるのか
自分に言ってるのかよく分かんないけど、
ちょっと泣きたいような気持ちにもなる。
すべての曲が終わると、
立ち去り際にフミヤが
「また一緒に遊ぼうぜ!」と叫んだ。
うっ、衝撃。
私たちとフミヤ兄ちゃんは友だちで、
ほんの2時間、一緒に遊んでもらった。
歌ったり、踊ったり、笑ったり、
ゆるゆるのライブやりながら。
ほんと、そんな気持ちだよー。
この不思議なコンサートが、
その言葉で、ぜーんぶ説明がつくっていうか、
単純明解、明朗会計。
そーだね、また遊ぼ。
そう思ってるのかな、
みんな、とってもいい顔して帰っていく。