朝、ものすごい雨の音で目が覚める。
居間へ行くと、お義父さんはとっくに起きていて、
「お茶飲もう」と笑っている。
3人でお茶とお菓子をいただいて、
隣りにある公園の雨に濡れた木々を見つめていた。
お義父さんは「寂しいなぁ」を連発。
「ホームまでは行かないからね」と言う。
泣いてしまうからだそうだ。
妹が午後の会議に出なくてはならなかったので
午前中に出発することにする。
途中、朝食を食べにファミレスに入り、
お義父さんがパンを食べたいというので、
トーストと玉子、スープの朝食セットを注文してあげた。
きれいに残さず食べるお義父さんを見ていて、
一人でもこうしてちゃんと食べて欲しいなぁと
心の底から思った。
私の体が二つあったら一緒に暮らしてあげたい。
駅まで車で送ってもらう。
お義父さんにお礼を言っても、
顔を見てくれない。
「また来てね」と言って、
すぐに車は行ってしまった。
お義父さん、泣いてるのかな・・
すぐに新幹線は走り出す。
暑い東京へ戻るのだ。
(写真は、昨日お昼に連れていってもらった「おやき村」
縦穴式住居の中で縄文おやきを食べているところ。
焼きたては最高!)
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