昨夜は銀行時代の上司の家へお招きを受けた。
彼はドイツの駐在が長かったので
家のシャンデリアもソファもむこうから持ち帰ったもので
重厚で落ち着きがあってとてもよかった。
彼の奥様とお嬢さんにドイツ時代のいろんな話を聞いて
一番印象に残ったのは、ドイツ人の食生活の話。
お昼ごはんはたっぷり食べるかわりに
晩ご飯はすごく質素なのだそうだ。
コールドプレートと呼ばれ、
パンきれにチーズかハムをちょこっとのせるだけ。
温かいものはほとんどなくて、
それをミルクか何かとささっと食べておしまい。
同席していた元同僚も当時ドイツの大学に行っていて
ステイ先の家の夕食ではいつもお腹がすいてしまい
寝る前にビスケットをこそこそ食べていたと言っていた。
ホームパーティーに招かれても
食事はあまり変わらないのだそうだ。
慣れない日本人はお腹をすかせて行って
がっかりしてしまうらしい。
そんなパーティーでドイツ人が何より尊ぶのは
食事なんかより、知性にあふれた会話。
政治や宗教や様々な価値観について、
音楽などを聴きながら、語り合うのだそうだ。
多くの日本人が苦手なこと。