新しい住処での最初の朝。
とにかくコーヒーを入れ、パンを焼き、
PCのケーブルをつなげてみた。
無事開通。
安心したら何もやる気がおきなくなった。
うーっ、お昼寝したいよう。
しちゃうかも。
今朝気づいたのだけど、
5回の引っ越し経歴を持つにもかかわらず、
引っ越し屋さんというプロにお世話になったのは
今回が初めてだった。
いやあ、お見事でした。
私がいつものろのろ上がり下りする階段を
ダダダッと重い荷物を抱えて行ったり来たり、
2トンロングのトラックをあっと言う間に
いっぱいにして搬出終了。
新しい家へ着くと、
これまた瞬く間に搬入終了。
私が押しても蹴っ飛ばしてもびくともしなかった
重い段ボールを、2個もひょいと持ち上げたりして、
あれには純粋に感動した。
3人の精鋭は、
言葉遣いや態度もきちんとしているし、笑顔だし、
気持ちのいい青年たちだった。
その仕事を「きっちりやる」というのは
実に美しいことだ。
見ていると、自分の精神もシャキッとするような、
そんな心地良さ。
けれど今はとても眠い。
段ボールの山は私をじっと待っている。
ディレンマ。