NHKの朝ドラを見るために、
どんなに寝坊しても7時55分には飛び起きる。
最近では「おひさま」と「カーネーション」がすごくよかった。
というか、そのあたりから私の朝ドラ生活は始まったようだ。
「おひさま」はちょうど震災のショックに日本中が沈んでいるときで
そんな傷ついた心を優しくあたためてくれる話だった。
「カーネーション」は、
岸和田弁で小気味よく進むストーリーもさることながら
主人公をはじめ、魅力的な登場人物がたくさんいて
彼らに会いたくて毎朝そそくさとテレビの前に座った。
「あまちゃん」はクドカンの脚本がおもしろくて
アキちゃんも大好きだけど、
脇をかためる小泉今日子や、薬師丸ひろ子がまさに同世代で、
ストーリーの中でちょいちょい出てくる80年代テイストが
たまらなくツボにハマる。
で、今はやりの美魔女的な若作り感のまったくない
キョンキョンや薬師丸ちゃんが
そのまんまの感じで中年キャラを演じるのだけども、
そこにちゃんと、かわいらしさや、純粋さや、
ずっと変わらない透明さのようなものがあって、
それを見てると
「ああ、いいんだよねー、
こうして普通に歳をとっても、いいんだよねー。」
という嬉しさにも似た安心感が生まれる。
そして、
10代の頃からそばで見ていた彼女達が
こうして全国ネットのドラマで毎朝活躍していることに
同級生が活躍してるような誇らしさを感じてしまう。
なんていうか、
「いいんだよ、君はそれで」と言われて
「はい、今日も一日がんばろー」と背中をポンとたたかれる感じ。
クドカン、ありがとう。