昨日、友だちと食事をしていたら
隣のテーブルは中学生くらいの女の子とお母さんで
彼女たちも中華のお皿をつついているのだけど
二人ともずっと無言でパクパクとおはしを口に運んでて
あのくらいの年頃の母と娘って
こんなもんだったかな、なんて思って見ていた。
思春期の子供って親に愛想がないからね。
母親はそんな様子に慣れていて、気にもしてない様子。
と、そこへコートを着た男性登場。
女の子に「こんばんは」みたいなことを言って
女の子も礼儀正しくあいさつして、
彼はコートを脱いで席に置いて、トイレかどこかへ消えた。
それまで無表情だったお母さんの顔が
パッと明るくなり、そわそわして、
彼が帰ってきたらどこに座らせるか娘と相談している。
さっきまでの疲れたお母さんの顔はあとかたもなく消え去り
かわいい「女」の顔になっている。
彼女、なかなか美人。
いいなぁ、女はやっぱりいつでも女でなくちゃ。
女の顔にしてくれる人がそばにいるのってステキだ。